6月20日から7月6日にかけて県内6会場で、地域赤十字奉仕団幹部研修会を開催しました。
奉仕団幹部としての自覚を一層高め、災害時における諸活動などについて考えを深めるとともに、近隣市町村奉仕団との情報交換を行い、横の繋がりを強化することを目的としたこの研修会に、各地域奉仕団委員長をはじめ役員ら総勢429名が参加しました。
今年、日本赤十字社は創立140周年を迎えましたが、これまでの赤十字活動を振り返りながら、今後に向けた「地域に根ざした奉仕団活動とは何か」を改めてグループワークを通して考えました。また、グループ発表により各地域における多様なボランティアニーズの認識を深めたほか、赤十字奉仕団長野県支部委員会正副委員長や地域赤十字奉仕団研修推進委員がスタッフとして携わりながら、防災啓発プログラムのひとつである「※避難所体験ゲーム」を体験し、災害時における避難所運営についても学びました。
参加者からは「グループワークを通じて他団の活動を知ることができた。先人が繋げてきた赤十字の糸が途切れないように、地域で期待される奉仕団としてがんばっていきたい。」「避難所体験ゲームは机上のゲームでありながら、対応に追われて四苦八苦した。災害についてきちんとした学びが大切だし、事前の準備が必要だということが身にしみた。自団から地域へと防災力を広げていきたい。」など多くの感想が聞かれました。
赤十字は基本原則の一つに「奉仕」を掲げていますが、赤十字の活動はボランティアの力なくしてはありえません。
これからも、それぞれの地域において、笑顔で赤十字の輪が広がるように、共に進めていきましょう。
※避難所体験ゲームとは
避難所運営委員として、避難者に見立てたカード(避難者カード:住所、家族構成、年齢など各自の背景や事情が記載)を避難所に設定した学校の平面図上に、どれだけ適切に配置できるか、また、避難所で起こるさまざまな出来事を模擬体験して、対応の仕方を考える机上のゲーム。
講習希望の際は、各市町村赤十字窓口にお申し込みください。
赤十字奉仕団長野県支部委員会 和田充子委員長 挨拶
グループワーク
グループ発表
避難所体験ゲーム